第一印象は不思議な少女である。
 ファクルタースにも通わずそれでいて能力を使いこなしていたのは天性の才能であるのだろうか。ムラサキがいろいろと彼女のことを詮索した結果。ファクルターズスクールにという名前はなかったらしい。今までも、在校生にも。カフェノーウェアにてゆったりと猫のように眠る彼女にナイスはため息をついた。天才の考えることはよくわからない。今日だってそうだ。つい先ほどまでオムライスに次いでカレーライスをほおばり、はじめと楽しそうに食べ物談義を繰り広げていたかと思えばミルクティーを飲み一息ついたところでソファへと移動しごろごろとまるまったかとおもえばぐっすりと寝ていた。まるで猫のように気まぐれで自由。ナイスは目の前ですうすうと寝息を立てる少女にまたため息をついた。

 名前は、血のミニマムを所有。身長はコネコと同じ程度。ほぼ真っ白に色素の抜けたような色の、ゆるい癖っ毛の長い髪。伏せられた長いまつげ。陶器のように白い肌。そして、能力発動の時のみ紅くなる瞳。血を扱う彼女はよく貧血になりがちであるらしいがそのへんはレシオがなんとかしてくれてるって話である。



(そういやコイツと初めてあったときも衝撃だったよな)
 アイスティーの一件を思い出しながら、ナイスはため息をまたついた。この少女がひっかかりすぎている、自分の中に徐々に浸食してくる。

 「一体お前は何者なんだ
 すやすや眠る彼女は、答えることはない。