「お前はホイホイ男の部屋にはいってんじゃねーよ!」
 バァン、とドアが開いたと思えばノックも無しに左右田くんがずかずかと入ってきた。後ろから日向くんが申し訳なさそうについて来ているのが見えて、あぁなるほどと合点がつく。どうやらわたしが田中くんのお部屋に入ったところを目撃した二人が突撃となりの晩ごはんを実践したっていうところなんだろうか…わたしの手にはチャンPが乗っていて、指で撫でれば気持ちよさそうに目を細めた。わたしはため息をつく。

 「左右田くんと田中くんじゃ考えてること雲泥の差だよ? 月とすっぽんだよ! 左右田くんの考えてたり期待してることは何もないことを破壊神暗黒四天王に誓うよっ」
 ちゅーちゅーとチャンPも同意する。
 「オレをなんだと思ってんだ!」
 「えっと…ソニアちゃんのストーカー?」
 「…うっせーうっせー! 間違っちゃいねートコがよけい腹立つな!」
 「そこで否定はしないんだな…」

 「フン、この人間が我が破壊神暗黒四天王が居住する阿鼻叫喚の次元の狭間に訪れたいと、この俺様に啼いて懇願したまでのこと…無敵の要塞と呼ばれしこの空間に不法侵入してきた貴様らとは雲泥の差だな!」
 わたしのほうが破壊神暗黒四天王の住まいを見たいと言ったのはまぁ確かだけど泣いて懇願まではしていない。標準語に翻訳するなら、(こいつがハムスターの巣を見たいと言ったから招待した)…とでもいったところだろうか? 田中くんってやっぱり不思議なひとだと思う。

 「本当か?」と日向くんに聞かれて、まぁ間違っちゃいないし…と思って頷く。それをみた左右田くんがゲッっと眉をしかめる。
 「くそ…ハムスターちゃんのくせによく言うぜ…! ソニアさんだけならずまで手籠めにするって魂胆がミエミエなんだよっ!」
 「ハッ、戯れ言を…」
 いつものように言い合いを始めてしまった2人に、「どうするチャンP」と肩まで移動してきたチャンPに声をかける。チャンPはちょっと首を傾げた。

 「日向くんどうする?」
 「…放っておいて大丈夫か?」
 「うーん? じきに収まるよ…」
 わいわい盛り上がる彼らと少し取り残されたわたしと日向くん。少しだけ寂しいなー、と思ったりしてふぅーと息をはいた。

 「、お前ってすごいな…」
 「そう? ありがと」
 「いや、別に褒めたわけじゃないぞ」


 クッションを胸に抱きながらちゅうちゅうと寄ってくる四天王たちを指で撫でてやればごろごろとじゃれてくる。ああ、本当にかわいい!














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