(※強姦ネタ//機関ヒロイン←絶望田中)


 ぐちゃぐちゃと淫猥な音が室内にこだまする。ぐ、と漏れそうになる声。下唇を噛んでこらえていれば、勢いよく下腹部を突き上げられて眉をしかめた。最悪だ。縛り上げられた手も、べたべたと触れる体温も、彼の伏せられたまつ毛も、玉のように流れる汗もそして未来機関も。なにもかも消えてなくなってしまえばいいのに。ドラッグが効いてくらくらとして言う事の聞かなくなった身体のまま、どこかわからない場所から果たして無事に帰る事が出来るのだろうか。ゆらゆらと挿入が繰り返されて、だんだんと意識がもうろうとしてきたところにぱしゃんと水をかけられる。果たしてこの男は本当に絶望なのだろうか。本当に希望があるのか。よもやそれを偽っているだけの男にすぎないのだろうか。勢いよく器官に入りそうになった水にごほごほと思わず咳き込めば、上から「まだ眠るには早いぞ」なんて言葉がふってくる。どうすることもできないわたしは抵抗もできずみじめに睨みつける事しかできない。


 「は、機関の犬が俺様を出し抜こうとは100年早いわ!」
 ひ、と息を飲んだのは彼の言葉のせいじゃない。彼がまた奥を突き上げるから。「邪眼の前では貴様の弱点など見抜くことは容易いな」
 ここがいいんだろう、と甘い声で囁く声はまるで麻薬だ。首筋がちくりと痛んで、同時に身体を這いまわるような手を退けることもできない。いくらその手から逃れようとしても、薬が全てを快楽に変えていく。ぐちゃぐちゃ。嫌な水音が聴覚から入り込んで、そしてぱちぱちと視界がしろくなる。荒い息遣いが聞こえてきて、律動が早くなる。あついものを腹部に感じた時には、ああ終わったのかなと思った。もうどうにでもなればいいのだ。


 しっとりと垂れ下がる彼の髪がわたしの頬に触れる。こつん、と額がぶつかるような距離で、彼は言った。


 「天上から追放されし天使は堕天使へ堕ちるのだ、俺様はずっと貴様を目に止めていた。あの地獄より流れる映像から僅かな気配を辿り貴様をこの邪眼で追っていた…その意味が分からない訳ではなかろう…悪魔と天使の間に生まれた俺様に見初められたという事実だけを受け止め、生涯俺様の為だけに生きろ」


 それがこんな事をした男の吐く言葉だろうか。(こんな服じゃ次の人迎えに行けないな)と途切れそうな意識の中で冷静な事を少し考えながら、彼の唇に溺れる。















()(20121010:色は匂わずソザイそざい素材